The Fall of Freddie the Leaf

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780943432892

感想・レビュー・書評

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  • 日本語を覚えていなかったが
    あらすじを事前に読んでいたので読めた。
    ゆっくりじっくり読むと
    フレディの様子が目に浮かぶ。

    大切なことは言語の違いを超えて
    胸に響くものだと感じた。

    図書館から借りたものだが
    気付いた時にまた読みたいと思えた。

  • ■書名

    書名:The Fall of Freddie the Leaf
    著者:Leo F. Buscaglia

    ■概要

    日本語題名は"葉っぱのフレディ"です。
    生と死について、葉っぱの目線で考えさせてくれる絵本。

    ■感想

    多読用絵本。
    日本でも有名な絵本です。
    絵本の英語って、教科書英語じゃないから、結構分かりにくい
    ので、困ります・・・
    (私は英語のみで、日本語訳読んだこと無いので、もしかしたら少し
    内容の認識が違うかもしれないですが・・・)

    この絵本はシンプルで、答えのない問いかけを見事にしてくれます。

     ・自分と他人とは何か?
     ・生きる、死ぬとは何か?

    絵本の中で一つの答えらしきものを表現していますが、それを鵜呑み
    にしないで自分で考える事が大事だと思います。

    四季を通した葉っぱからの目線がというのが、非常に秀逸です。
    子供用の絵本なのでしょうが、大人にも十分骨太な絵本です。

    絵本の中ではオススメです。

  •  全国の大学生がオンライン上で互いに洋書を紹介し合い語り合うInteractive Reading Community(IRC)というサイトがあります(http://ilc.eknowhow.jp/irc4/)。IRCにこの12年間で、のべ3000の投稿があった人気の絵本があります。タイトルは、The Fall of Freddie the Leaf. A Story of Life for All Ages です。

     表紙を開くと、はしがきに,次のようなメッセージが書かれてあります。Dedicated to all children who have ever suffered a permanent loss, and to the grownups who could not find a way to explain it.「人は死んだらどうなるか?どこに行くのか?」「死後や死者を、残された者はどう捉えたらいいのか?」「生きることとは何か? なぜ、生きるのか?」という人生の根本的な問いについて、読者は、主人公の葉っぱの Freddie とその仲間たちの一生を通じて考えていきます。特に、FreddieとDaniel(年上で物知りのFreddieの親友)との対話は、葉っぱの一生と人間の一生を重ね合わせながら、何度でも噛み締め味わえる英文ばかりです。私の大好きな場面をいくつか紹介しましょう。

     春に生まれたFreddieは、同じ木で育つたくさんの仲間たちに囲まれ、「生きること(being a leaf)」を楽しみながら成長していきます。そして,暑い夏の季節を迎えます。

     There were many people in the park that Summer. They often came and sat under Freddie’s tree. Daniel told him that giving shade was part of his purpose.
    “What's the purpose?”Freddie had asked.“A reason for being,” Daniel had answered. “To make things more pleasant for others is a reason for being. To make shade for old people who come to escape the heat of their homes is a reason for being. To provide a cool place for children to come and play. To fan with our leaves the picnickers who come to eat on checkered tablecloths. These are all reasons for being.”

    やがて,夏が終わり、秋の紅葉の季節がやってきます。
     “Why did we turn different colors,”Freddie asked,“when we are on the same tree?”
     “Each of us is different. We have had different experiences. We have faced the sun differently. We have cast shade differently. Why should we not have different colors?”Daniel said matter-of-factly. Daniel told Freddie that this wonderful season was called Fall.


     しかし、秋が深まり冬に向かうと、周りの仲間が次々といなくなっていきます。恐怖を覚えるFreddie。Freddie とDaniel の間で次のような対話がかわされます。

     “Does the tree die, too?”Freddie asked.“Someday. But there is something stronger than the tree.”It is Life. That lasts forever and we are all a part of Life.”

     Daniel のLifeという考え方を知り,ある学生が次のようなメッセージをIRCに書き残しています。

     「僕は2年前に親友を突然なくした。だからこの考え方に救われる。死んでしまって彼の存在を無にするのではなく、彼の思いを背負い、視線を感じながら生きる。そうすることで、彼は死してなおいき続けることができる。そして、自分が彼のLifeを引き継いだように、僕の Life も誰かが引き継いでいく・・・。そうやってLife は続いていくんですね。」

     そして,この絵本との出会いと対話について,次のような文章をAmazon.comに寄せて投稿された方がおられます。“I read this book to my 6 year old daughter and 5 year old son the night their father died. As I returned from the hospital, a neighbor gave me this book and it helped tremendously that evening. I read it often to my children that first year after our loss.”私はこれを読み、改めて本というものが、人と人との「絆(Life)」をつむぎ、生きる力を与えてくれるものであると思いました。

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