Behind Closed Doors: Secrets of Great Management (Pragmatic Programmers)
- Pragmatic Bookshelf (2005年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9780976694021
感想・レビュー・書評
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GreatなマネージャーのSamの物語をベースに、マネージャーにとって役立つプラクティスや姿勢がひととおり書いてある。
この本の良いマネージャー像を書くと、たぶんこんな感じ。
・メンバーの強み、弱み、欲求、プレッシャーを知り、成長欲やキャリアプランを引き出し、それに適した機会をつくる。また、組織やマネージャーよがりなゴールでなくメンバー自身のゴールづくりを支援する。
・メンバーを1人の人間として接することができる。
・大事なことに集中する、集中できる環境をつくる。
・メンバーをフィットした役割にあてる。求める役割を言語化できてる。
・チームがreformできる機会を見逃さない。
・(最初の)計画に固執しない。
・プロジェクトポートフォリオ、big visible wallをつくり、共通認識のもとにチームが動けるようにする
・チームの合意ありきでhireする。
・マネージャーが支援すべき問題を見極めている。任せるか支援するかのバランスを見極めている。
・グループをチームにするかどうかの判断をもつ。チームにするならグループ戻らないようよい距離感でフォローを続ける。
・個人の目的に盲目的にさせずに共通の目的への意識を絶やさせない。
・メンバーにフィードバックをタイミングよく、信頼や自尊心を傷つけずに伝えられる。フィードバックでは過去のことを無闇に持ちださない。悪いことなら特に。
・メンバーの感情が昂ったからといって、その場を止めず、落ち着くまで待てる。
・意思決定の際に選択肢を3つ出す。
・相手や他組織の観点をもって会話ができる。
・問題の解決策を一方的に押し付けず、それぞれの感情や状況を傷つけずにチームで問題を解決する方向にもっていける。
・自分もチームもサステナブルなペースでいる。
・(テクニカル)タスクをメンバーにデリゲーションできる。マネジメントを疎かにしてチームを危険に晒すようなことをしない。
・メンバーを承認し、感謝を伝えられる。
・言葉以外にも振る舞いで自身の感情が誤解して伝わらないよう意識かつ感情をマネージできている。
・メンバーを自分や自分のチームに縛りつけない。
・思考停止による無謀な確約を避ける。しかしながらチームを守ることに固執しすぎず、顧客の要求には理解やリスペクトを示し、その状況から道を見つけることを目指す。
・変化や問題発生の際に恐れを抱かせないようチームに情報を正しく十分に提供する。詳細をみるコメント0件をすべて表示