The Little Prince: Unabridged with Large Illustrations - 70th Anniversary Edition

制作 : ElizabethWright 
  • Kentauron Publishing
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本棚登録 : 7
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (83ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781519724984

感想・レビュー・書評

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  • 購入:2019/10/28
    読了:2020/1/3

    子どもの頃日本語で読んだ時には、文章のかしこまった感じと、物語全体の筋が分かるような分からないような不思議な雰囲気によって、一段上の世界を漂ってるような感覚になったが、今英語で読むと、王子様は自分の言いたいことやりたいことを一方的に押し付けるだけだし、人の話は聞かないし、都合の悪いことには答えないし、自分の意見が理解されないと「大人は何も知らないんだ」的なことを言って自尊心維持にいそしむし、好き勝手なことはするがその行動に伴う社会的責任からは逃げ、そのくせ被害者意識は強い、自称「少年の心を持ち続けている」、いつまでも子どもだからという理由だけで許される子どもでありたいと願うどうしようもない成年男性なのでは?と、15年ほど前に斎藤美奈子さんが朝日新聞の書評に載せていた内容と同じことを思ったので、自分もそんな年齢になったのか…と感慨深くなった。

  • kindleで格安の洋書が読めるのでありがたいです。ペーパーバッグが2459円なのにkindleだと99円。絵が大きいのとカラーで見たかったのでkindle paperwhiteでなくパソコンで読みました。▼『星の王子さま』は、本当に大切なものを見ることができない我々人間の悲しさを、美しい詩にして伝えてくれるようです。特に最後の場面は、私には意味がはっきりしない一方で感動的な場面が多いのですが、大切なものを命をかけて守り抜こうとする王子と、大切なものに心を惹かれながら日常にもどる私との悲しい違いを感じてしまいます。作者は私たちを諭そうとしているのか、人間の業に悲しんでいるのか、よくわかりません。でも、いつ読んでも感動し、同時に答えが得られない気がします。

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