The Three-Body Problem: Now a major Netflix series

著者 :
  • Head of Zeus
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本棚登録 : 59
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781784971571

感想・レビュー・書評

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  • 中国のSFは初めて読んだが、大分日本のSFとは雰囲気が違う。英語で読んだため、訳者のせいか、やや話をフォローしづらい場面が何回かあったが、壮大なプロットが始まりそうな雰囲気は伝わった。まだ宇宙人とメッセージの交換を行うに止まっているが、これがパート2、3で実際交戦につながっているようである。これになぜVRゲーム(これが作品のタイトルだそうだが)が絡むのか今ひとつわからないが、続編に期待したい。

  • 中国の片田舎に住む人が、(勝手に)地球外知的生命体とコンタクトをとって、それが地球人全体の運命を変えることになる話。とにかく科学的な話、技術的な話がてんこ盛り。妄想というよりも色々と理論に乗っ取って話が進んでいく。作者のその知識と発想に脱帽。個人的には第1巻は話はシリーズ全体から見ると少し違う感じがする。The Three-Body Problemという名前に惹かれて読み始めたけどこのproblem自体は物語にそこまで重要ではなかった(笑)。3巻合わせると長くて、特に第1巻が一番だるく感じたけど、最後まで読んで良かったと思ったので忍耐強く読むことを勧めたい。

  • 面白かった!日本語版の訳者がインタビューで「野蛮なSF」と評していたのが、自分にもしっくり来る。
    強烈な印象を残す「脳裏に浮かぶ」シーンがいくつもあり、久しく使っていなかった脳の部位が動いたような感覚を受けた。文章が私の想像力を通して五感を刺激する感覚。
    どんどん世界観を大きく広げつつ、主要人物の心情など細かな描写も織り込まれ、メリハリもきいている。
    力技!荒削り!大風呂敷!なところも含め大変楽しめた。
    痛いシーンや血生臭いシーンの描写が割と具体的なので、苦手な人は注意を。

  • 三体是本好书,推荐给妈,一起读。结果她看进去了。我勉强读完第二本觉得兴趣索然。还是有宏伟的世界观和一些科学的奇思妙想。不能五星只能说我的问题,相性がよくない?w

  • 想:
    文化革命の風が吹き荒れる1967年の中国。物理学の教授であった父が惨たらしく処刑された姿を目撃したYe Wenjie。数年後、ある企業で働き始めた彼女は遠くの山に巨大なアンテナが聳えたつのを目にする。奥深い森の中で巨大なアンテナは一体何に使われるのか?

    描写が上手いので、臨場感があり場面が映画を見ているようにそありありと浮かぶ。冒頭の少女が撃たれるシーンは映像化したら綺麗なものになりそう(不謹慎だけど)
    10章あたりまで読んだ印象としては得体の知れない何かへの恐怖と更にその背後に蠢く多大な影響力を持つ何かがコロナと政府に振り回されている日本のように感じて怖くなってきた。
    ゲームの場面は漢武帝や周文王など中国の歴史に詳しければもう少し楽しめそうな気がする~。始皇帝のところだけテンション上がった(キングダムの影響)けど・・・。とりあえず英語で読むと漢字のイメージがつかみにくい。同じ音が多くて混乱する。

    最後の数十ページはかなり辛い読書だった。語られている理論も分からないから終始????となっていた。その後の数章はやっぱり読みやすくなる。この飴と鞭感もハマる魅力の一つになっている気がする。2巻も読むつもり。

  • 邦訳版が出版されたことで日本で話題になっている中国SFの英訳。訳本にしてはスムーズな英語で読みやすかった。文化革命中に全てを失った研究者が人間社会に絶望し、地球外知的生命体の侵略を歓迎するメッセージを発するのだが…、という設定。中国史や物理史を織り交ぜ、速いペースで話が進み、面白かった。

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