The Economist: Megachange: The world in 2050

著者 :
制作 : DanielFranklin  JohnAndrews 
  • Economist Books
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781846685859

感想・レビュー・書評

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  • The Economist誌による2020年から2050年を見た世界の未来予想図。文化、民族、経済、科学の分野から2050年の未来を占う。未来予想図なので仕方ない部分はあるが、根拠に乏しいところは散見される。とはいえ1つの見識・意見として見るなら面白い。

    科学の章は目を通していないが、そこまでの章で共通しているのは、中国を始めとした途上国(もはや中国は途上国ではないが)の台頭、テクノロジーの台頭がメインテーマとなる。そこには学力の向上が世界的に高まっていくことが背景にある。それは他の本(ファクトフルネスなど)でも言われていることであり、相対的に実現する可能性は高いとすると、日本にとっては脅威になることは間違いない。一人あたりGDPで見る経済規模からしても、ベトナムや中国の2050年は今の日本に相当するという予想も出ている。

    この本で個人的に学ぶべきは、これら予想をインプットにして、自身への危機感を高めることにある。危機感を高めた結果の行動は別途検討する。また2050年ならまだ自分は生きているだろうから、そこまでの経過を見つつ、最終的に2050年にどうなっているかを確認するのも面白い。

  • やっと終わった‥
    分かったことは (1) いろんな予測の中で,人口の予測の確度は高い。逆に言うと,人口への対策は一朝一夕にはできない,(2) 将来を楽観できる根拠は,いまから 40 年前の悲観的な予測のほとんどが外れているということ。(1) は最初の章,(2) は最後の章の感想だが,きちんと途中も読んだよ (もはやほとんど頭に残っていないが :-p)

  •  結局一ヶ月近くかかって読了。やはり使われている英単語はそこそこ難しく、まったく辞書なしでというわけには行きませんでした。
     やはり目を惹くのは第1、11~15章あたり、新興国の勃興が続く一方で、西欧と日本の停滞が今後40年続くとの予測がなされるくだりでしょう。筆を執るのは主に英国人ですし、最終章で言及されるとおり「悲観論は楽観論よりも耳目を集める」のですから、そういった論調になるのは当然かもしれません。でも、やはり我々日本人には、ここでなされている予想を「単なる占い」や「恣意的な統計の切り出し」として片付ける余裕はないように思います。むしろ、衰退国家の筆頭扱いであることを正面から受け止めた上で、世界が驚くようなresurrectionで目に物を見せてやる、そんな気概がこの本を読む日本人に生まれてくれたらと思います。

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