面白かったー。
アメリカのこの手の話はハッピーエンドになるはずなんだが・・違ったのね。そこが切なくもあり、でも少し希望の光が見えて余韻もあり、とても良い終わり方だったと思う。
13歳の少年の繊細さ、弱さ、強さがとても胸に響いた。単純なヒーローにせずに、ちゃんと脆さも描いているのが良かった。行った事はないけれども、ノースカロライナの景色や歴史との絡め方も話を引き立てたと思う。
文体も良かった。人物描写も良かった。プロットも良かった。数々の意外性も良かった。ドラマ性も良かった。書いたように、エンディングも良かった。
読んで良かった本。もっとこの作者を読みたい。