デジタルデバイドとは何か: コンセンサス・コミュニティをめざして

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000027175

作品紹介・あらすじ

ITがインフラとして拡大するにしたがって、社会階層に大きな格差が生み出され、社会的富みの分配、社会的機会の分配にまで、階層的な分断を引き起こす可能性がある。それは国家間の問題にも広がりつつあり、日本に深刻な影響を与えるだろう。豊富な調査資料をもとに問題の全体像を浮き彫りにし、求められる情報ネットワーク社会を構想する。

感想・レビュー・書評

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  • デジタルデバイドを「新たな南北問題」と捉える広義のデジタルデバイドと、情報ネットワークへのアクセスが限られている社会集団に対して、いかに環境を整備し、利用できるようにするかという施設の問題と捉える狭義のデジタルデバイドに分類し紹介しています。世界システムの再編成という観点について議論をしたの後に、現代日本社会の問題を立ち遅れる「情報リテラシー教育」と「教育の情報化」という点に帰結させているところは個人的には賛成です。

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著者プロフィール

2022年8月現在
立教大学社会学部メディア社会学科教授

「2022年 『入門メディア社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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