デフレの進行をどう読むか: 見落された利潤圧縮メカニズム

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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000027205

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  • デフレに合わせた社会=賃金を下げて企業利益を確保し、投資を活発にする。
    利潤圧縮メカニズムが働いている。

    20世紀は経済を政府が管理できると考えた時代。フィリップス曲線=インフレ率を犠牲にして雇用を拡大する。

    バブル崩壊によって労働分配率が高まった。
    ほとんどの企業は市場支配力を持たず、プライスセッターにはなれず、プライステーカーとして行動している。

    通貨供給を激増させて通貨の切り下げをすることは近隣窮乏化政策として許されないだろう。

    利潤圧縮メカニズムは、倒産確率を高め世帯の不安を高める、その結果消費性向が落ち込む。

    サービス産業で雇用を創造するのは、労働集約的な生産性が低い部門に誘導することになる。

    スチール缶の減少とペットボトル化。
    造船業は比較劣位だが、競争優位である。

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