ヤルタ会談と鉄のカーテン: 何が東欧の運命を決めたのか (岩波ブックレット NO. 203 シリーズ東欧現代史 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000031431

作品紹介・あらすじ

ヤルタ会談は、東欧の戦後秩序を決定したと言われている。しかし、大国の取引きとは別に、東欧諸国には独自の戦後構想と未来への期待が存在していた。やがて東欧が完全に「東側」に組みこまれていくまでに、冷戦は人々のどんな願いをつぶしていったのだろうか?

感想・レビュー・書評

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  • (1992.01.31読了)(1992.01.14購入)
    何が東欧の運命を決めたのか
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ヤルタ会談は、東欧の戦後秩序を決定したと言われている。しかし、大国の取引きとは別に、東欧諸国には独自の戦後構想と未来への期待が存在していた。やがて東欧が完全に「東側」に組みこまれていくまでに、冷戦は人々のどんな願いをつぶしていったのだろうか?

    ☆関連図書(既読)
    「’89東欧改革」南塚信吾著、講談社現代新書、1990.04.20
    「激動の東欧史」木戸蓊著、中公新書、1990.12.20
    「ルーマニアの小さな村から」みやこうせい著、NHKブックス、1990.04.20
    「チャウシェスク銃殺その後」鈴木四郎著、中公文庫、1991.04.10
    「ベルリンの壁崩れる」笹本駿二著、岩波新書、1990.05.21
    「ハンガリー狂騒曲」家田裕子著、講談社現代新書、1991.10.20

  • 東欧の話。なのにソ連と米英(プラスフランス)が決めていく。
    とばっちりっぷり半端ねえ。

    良い意味で中立的。不愉快にならずに読めた。
    悪のソ連と正義の西側と解放された犠牲者たち、ではなく、個々の国の思惑や都合が描かれる。
    1991年にこの見方をできるってすごいんだろうなきっと。

    このシリーズ好きかも。

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著者プロフィール

千葉大学大学院人文社会科学研究科 教授
小沢弘明・三宅芳夫編『移動と革命―ディアスポラたちの世界史』(論創社,2012年)/「新自由主義下の社会―同意調達の諸相」,安田常雄編『変わる社会、変わる人びと―20世紀のなかの戦後日本』(岩波書店,2012年)ほか。

「2014年 『つながりと権力の世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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