正気の発見―パラノイア中核論 (叢書・精神の科学 5)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000040051

作品紹介・あらすじ

現代精神医学の確立期に大きな影響を及ぼしたクレペリン。その精神医学思想の本質をなすパラノイア論に焦点をあわせて、パラノイア概念の現代的意義と、その射程の広がりを明らかにする。著者はまずパラノイアの概念史を通覧したうえで、対人恐怖に典型的にみられるパラノイアを具体例に即して検討し、「パラノイア中核論」の臨床的・理論的有効性を主張する。さらに思想家ルソーの社会思想に対する精神病理学的アプローチを通して、パラノイア問題の社会的・文化的意味を考察する。パラノイアを精神医学体系の基軸に据えて、精神医学のあり方に再検討を迫る意欲的労作。

感想・レビュー・書評

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  •  2009.4.18-24.

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