地球の教科書

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000062510

作品紹介・あらすじ

私たちの地球はどんな星か。豊かな海と大気を備え、多くの生命が暮らす地球は、どのように作られたのか。地震・津波はなぜ起こるのか。予知はできるか。気候変動・エネルギー問題をどう考えるか-。広範なテーマを総合的・体系的につなぎ合わせ、地球科学の基礎を1冊でコンパクトに解説した、大人の教科書。

感想・レビュー・書評

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  • ☆コンパクトすぎ

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】450||I 【資料ID】91150936

  • 人間は自然災害に立ち向かわなければならないし、地球環境の悪化を食い止めなければならない。だからこそ、一人ひとりが地球への理解を深めることが重要なのである、という思いで上梓された本である。とはいえ、「誰にでも読めるように平易さを重視した」と前書きにうたっているものの、専門的な表記や内容も多いので、もう少し楽しんで読めるのかと期待した割には、ちょっとしんどい本だと言える。

  •  地球に関しての最新の見解、定説がまとまっている。「あとがき」ではあるが2014年9月の御嶽山噴火にも触れているので内容はかなり新しいといえる。解説されている項目は大きく分けて、地球と宇宙の関係、地球の成り立ちと生命の誕生、地球内部、地震、大気と気象であるが、著者の専門は地震ということもあり地震については他の項目に比べて少し深いところへと入っている。ただし大きくバランスを欠いた構成になるようなことはなかった。全く図がないわけでh内が、文字だけでは分かりにくいところもあったので、もう少し図があるとよかった。

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著者プロフィール

略歴:1941年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒、同大学院理学系研究科地球物理学博士課程修了。理学博士。専門は固体地球物理学、特に地震や噴火の発生機構。
マサチューセッツ工科大学、東京大学物性研究所(助手)、同海洋研究所(助教授)、同地震研究所(教授)、兵庫県立大学理学部(教授)などで研究と教育に携わる。その間に日本火山学会会長、火山噴火予知連絡会会長などを務める。交通文化賞受賞。東京大学名誉教授、兵庫県立大学名誉教授。現在はアドバンスソフト株式会社研究顧問。

主な著書:『火山の事典』(編共著;朝倉書店, 2008)、『火山爆発に迫る』(編共著;東京大学出版会, 2009)、『地震予知と噴火予知』(ちくま学芸文庫, 2012)、『自然災害のシミュレーション入門』(朝倉書店, 2014)、『地球の教科書』(岩波書店, 2014)、『人類の未来と地球科学』(岩波現代全書, 2016)、『シミュレーションで探る災害と人間』(近代科学社, 2018)、『予測の科学はどう変わる?人工知能と地震・噴火・気象現象』(岩波科学ライブラリー, 2019)。

「2022年 『新型コロナウィルス大流行で知りたいこと・考えたいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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