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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000067232
感想・レビュー・書評
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20年以上前の書籍ということもあり、情報の古さは多少否めないが、フクロウとタヌキ、それぞれ別の方向での専門家が里山という共通項を軸に展開していくのはおもしろい。
フクロウのパートでは、鷹狩りの波多野氏が自身の一経験談をベースに物理的、解剖学的に他の鳥類や種と比較しながらその謎に迫る。また生物地理学的な独自考察も含まれており、類稀なアプローチで非常に興味深かった。
タヌキのパートは、アナグマの専門家である金子先生が、町田での調査からタヌキに逸れるところから、実体験をベースに専門家や論文も引用しつつ生態学的、また文化面も含めた社会学的な視野も入れつつ里山とタヌキのこれからについて述べられている。
両者共にかなり斬新で幅広い内容で、現代日本生物誌という名に遜色のない内容であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2001606231
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