後漢書〈第4冊〉列伝(2) 巻十三〜巻二十

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000088640

作品紹介・あらすじ

本書は范曄撰、李賢注『後漢書』に訓読と注釈を施したものである。

感想・レビュー・書評

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  • 馬援列傳68頁:
    援因說隗囂將帥有土崩之勢,兵進有必破之狀。
    援因って隗囂の將帥に土崩の勢有り,兵進まば必ず破ること有らんとの狀を說く。
    「勢」と「狀」は類義語(ともに状勢の意味)で,「有土崩之勢」と「有必破之狀」は,対にして理解した方がいいのではないか?
    →援因って隗囂の將帥に土崩の勢有り,兵進まば必ず破るの狀有るを說く。
    **************
    73頁:豪帥數十萬戶亡出塞
    豪帥數十萬戶亡(のが)れて塞を出で
    ○豪帥:「首領。多く武装して反抗する者の首領,あるいは部落の酋長」と解釈したか。
    しかし,首領が数十万戸は,多すぎないか?「豪」は「統帥、魁首」であり,ここの「帥」は,動詞で「引導、率領」の意味ではないか?
    →豪,數十萬戶を帥(ひき)いて亡(のが)れて塞を出で

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著者プロフィール

はんよう:398~445年。劉宋の政治家・歴史家・文学者。後漢滅亡の約200年後に、諸家の資料を参考にし、『後漢書』を著す。

「2023年 『後漢書 本紀[二]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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