新版 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 (岩波ブックレット NO. 767)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000094672

作品紹介・あらすじ

「若い人たちにお願いしたい。他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。われわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい…」第二次大戦後40年を迎えたドイツで、対立を超え、寛容を求め、歴史に学ぶことを訴えた伝説的な演説があった-。好評既刊を、解説をリニューアルしてお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • 実は長い間、手元にないのが残念だと思っていたのですが、もっと残念なコトに新版が2009年に出たのを見逃していた。嗚呼情け無い。。。

    ハヴェルの「ビロード革命のこころ」とヴァイツゼッカーの「荒れ野の40年」は、今を生きるモノが必ず読まなければならない一冊です、、、

    「人をみつめ、社会を読み解く 岩波ブックレット創刊40年」
    https://www.iwanami.co.jp/files/annai/202206.pdf

    新版 荒れ野の40年 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b254305.html

  • 「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」

    第二次大戦の罪と戦争責任を背負い、また分断国家でもあった西ドイツの大統領としてこういった歴史認識の演説をしたというのが圧巻。朴槿恵大統領の「歴史を忘れた民族に未来はない」を彷彿とさせるが、加害した側、即ち罪と責任を追及される側の政治家でこれを言えるというのは凄い。ヴァイツゼッカー氏の言葉を他にも知りたくなった。

  • 打ちのめされるような素敵な一冊。
    政治家がこういう志の高い発言をしてくれるなんて、我が国からするとSFのような・・・。
    気分的に被害者でありつつ、対外的に加害者であるという、日本と共通する第二次大戦後のドイツの歩みって興味深いですね。

  • ふむ

  • 学校の講義の課題図書として読んだ。
    後書きが分かりやすかった。

    歴史から学ぶことの大切さ

  • 2018.11.15 図書館

  • 「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」の部分は知っていたものの、演説全体を知らなかったので読んでみた。

  • 「白人」のたわごと。

  • 衆議院で3分の2の議席を獲得した自民党と公明党の国会議員、投票した人たちが今最も読むべき本。

    ドイツ終戦40周年記念講演でのヴァイツゼッカー大統領の演説。

    "過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる"

    "人間は何をしかねないのか これをわれわれは歴史から学びます。'"

    "ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とを掻き立てつづけることに腐心していた。"

    "若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい。"

    解説より
    ヒトラーは力ずくで独裁者の地位を手に入れたわけではない。選挙では最高37%の得票があった。

    翻って現在の日本。
    小選挙区制度により半分の得票で8割近い議席を与党が獲得。かねてからの憲法改定を目論む安倍首相。未来の日本をどういう国のカタチにしていくのか。ヴァイツゼッカー大統領からぜひ学んでほしい。

  • 歴史から学ぶことの大切さを教えてくれる1冊。
    ヴァイツゼッカーって素敵な大統領だなって思った。

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