岩波講座 現代工学の基礎〈10〉半導体材料とデバイス 《材料系VII》・工学の歴史 《技術関連系I》

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784000109901

作品紹介・あらすじ

現代工学を目指す初学者が、半導体デバイスの仕組みを知り、その材料について全体像を把握して、以後の学習に役立たせることを目的とする『半導体材料とデバイス』と、社会の近代化のなかで、技術がどのように工学へと性格を変えていったか、という点に焦点を合わせ、その過程が、文化圏の違いにそれぞれどのような特徴を示してきたか、ということを描き出す『工学の歴史』の2冊セット。

感想・レビュー・書評

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  • 配本は2冊で1セットですが、図書館ではばらばらに置いています。

    1「工学の歴史」は


    engineerの工学が、Geniusという語源があるとのこと。
    Techonologyの技術は、ars(art)という語源があるとのこと。
    工学と科学との違いにふれたあと、
    フランス、アメリカ、イギリス、日本の技術者の紹介がある。

    大学教育の話題が多く、なぜ、その技術が生まれたかという技術者の視点が弱い。
    著者が技術者でないためか、参考文献が大学教育に偏りすぎていて、やや迫力に欠けている面があるような気がする。

    最後に
     豊田佐吉
     高峰譲吉(理研)
     志田林太郎(逓信省)
    の3人について紹介している。

    2 半導体材料とデバイスは、
    発光,受光について説明している。
    次に,光ファイバの特性。
    最後にセンサとして、光センサ,CCD,温度センサ,圧力センサなど。

  • 「半導体材料とデバイス」と「工学の歴史」の2分冊。

    「半導体材料とデバイス」は、半導体で広がる世界。npといった理論や、発光ダイオード・光ファイバ・各種センサなどの解説が続く。コンピュータにも近い分野であるし、私も大学の授業で軽くかじったが…。恥ずかしながら、理解は追いついていない。もっと理解を深めていきたい分野の一つ。

    「工学の歴史」は、「工学」とは何か、から入り、組織・大学などを各主要国の歴史から見ていく本。後半はエジソンはじめ工学の分野で名を残した偉人たちの伝記的な解説もある。論調は一貫して堅いが、奥深い世界で読み甲斐は有る。

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