岩波講座現代工学の基礎 第15巻(2冊)

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784000109956

感想・レビュー・書評

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  • 「設計の理論」と「計算熱流体力学」の2分冊。

    「設計の理論」は、一部関連法律など技術者には有用な情報があるものの、「学ぶというのはどういうことか?」等、哲学的になりすぎていて、「これを読んで何が得られるのか」が分かりにくい。目次だけでも辟易するような本。

    「計算熱流体力学」は、例えばメーカーの温度試験などで使えそうな知識が詰まっており、非常に有用なのだと感じた。とは言え残念ながら私は専門外で、その手前の知識が追いつかなかった。

  • 2冊が1セットになっている。
    1「設計の理論」の主な内容は、

    1 設計の分類に
     1)新規設計
     2)再設計、改良設計、編集設計
     3)シリーズ設計、バラエティ設計、パラ目トリック設計

    2 クロスの建築設計
     1)目的の明確化
     2)機能の確定
     3)要求設定
     4)特性決定
     5)解候補生成
     6)解候補評価
     7)細部詳細化

    3 N.P.Suh 公理論的設計方法論
     設計パラメータの決定の際に、なるべくパラメータの持つ情報量を最小化する。

    4 設計原理
    1)簡単なものほど優れている
    2)問題が解けないときは、問題を変えよ
    3)無駄飯は食わせろ
    4)思いつきはだめ

    5 設計知識を数学的に取り扱う
    公理1 実体は属性(機能、形態)などの抽象概念によって認識あるいは記述することが可能である。
    公理2 実体集合と実体概念集合とは1対1対応とする。
    公理3 抽象概念集合は、実体概念集合の位相である。

    図表としては,知識操作とモデリング操作,論理操作との関係P176 表7.3がとても参考になった。

    見出しとっしては,知識操作,目的,主なモデリング操作,モデリング操作のための知識,主な論理操作,論理操作のための知識
    知識操作の中身としては, 知識・情報の獲得,知識・情報の再構成,情報の確認,矛盾の解消,知識・情報の修正,解のシンセシス,解のアナリシス
    を表にしている。

    2 計算熱流体力学の主な内容は、
     熱流体現象
     解析事例,乱流,分子スケール、混相流解析,練成現象の解析

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