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- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000219020
作品紹介・あらすじ
近代国際法の構造的特質を解き明かす普遍的な概説書。各国に共通して認められる一般原則とは何か、そして近代国際法を特徴づける法思想がどのような歴史的状況を背景に形成され、発展してきたのかを分析する。
感想・レビュー・書評
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国際法の父と一般的に言われるグロティウスにおいては、
国家主権の観念は未だはっきりとその形を表していない。
むしろ、国際法は国家に対して超越的客観的に妥当するという点を
強調し、外国に対する干渉さえ認めていた。
自由にして独立の国家ということを思考の出発点にしたのは、
プーフェンドルフ、ヴォルフ、ヴァッテルなどの学者であり、
国際法はグロティウスの思想を単純に発展させたのではなく、
18世紀を前後にして1つの転換点を迎えていた。
特にヴァッテルは近代国際法の形を整えたということで
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