図書館本。老年学の参考に。威勢のいい語り口が、なかなか面白かった。
マンションを買うのって本当に大変なんだな。しかも、若い時ならまた別の話かもしれないが、介護が絡まってくるとなおさらのこと。管理組合とか業者との折衝とか、多くの人がちゃんとやっているのだろうが、私には到底向いてないと再認識した。こんなことをやったら死んでまう~。大体、住処にそれほど熱意や執着というものを持てない。一生賃貸でOK。「業者という専門家集団を相手に、素人の居住者が相手の土俵上で建物の修繕などを協議するのである。それができない年齢や事情がある人は、マンションには住めない非情な現実が見えてしまった」(P149)と、つまりはそういうことなのである。
購入時に高額な登記料や印紙代を取られて焦るくだりがあるが、私は親の家を処分するときにガッポリ取られて焦った。所有するということはなんとコストがかかるのだろう。ちなみに引越しは、○カイがNGで日通がベターらしい。
「いつまでもあると思うな知力と体力」