語りべの海

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224604

作品紹介・あらすじ

海は人びとの心を運び、文化を運び、いのちを響かせる。鐘崎海女との出会いから、海に生きる女たちを訪ね、その声を聞いて歩く日々から三〇年-。かつて聞き書きを重ねた地をふたたび訪ね直すと、海や村の姿はすっかり変わった。人びとの暮らしも変わったのだろうか。生活の変化に地球の病む姿を重ね合わせ、歴史の中に生きた市井の人々の記憶をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 森崎和江さんの晩年の心境を綴った文章。自らの歩き、観察し、記録してきた足跡を振り返りながら九州北部の海辺の町と暮しを、そして現在と過去のの自分を語る。それが、今の私にはもう一つ響いてこない。

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著者プロフィール

森崎和江(もりさき・かずえ) 1927年朝鮮大邱生まれ。福岡県立女子専門学校(現・福岡女子大学)卒。詩人・作家。谷川雁・上野英信・石牟礼道子などと「サークル村」をおこし、文化運動・大正炭坑闘争を闘う。執筆活動・テレビなどで活躍した。主な著書に、『まっくら』『奈落物語』『からゆきさん』『荒野の郷』『悲しすぎて笑う』『大人の童話・死の話』『第三の性』『慶州は母の呼び声』など多数。詩集に『かりうどの朝』『森崎和江詩集』など。2022年、95歳で死去。

「2024年 『買春王国の女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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