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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000229425
感想・レビュー・書評
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1980年、京都大学原子炉実験所の、原発に反対する6人のグループによってスタートした「原子力安全問題ゼミ」。そのゼミの第111回にあたる小出裕章氏最後の講演を収録したもの。反原発一筋で41年間在籍した同実験所を定年退職するその前月に行われた、まさに最後の講演である。「原子力廃絶までの道程」と題されたその内容は、法治国家にあるまじき人命の軽視や、権力により歪曲された安全基準の系譜が淡々と語られており、原発の安全問題を論ずる以前に、その存在自体があってはならないものであることがよく分かる。平易な言葉と分かりやすい図説類は、その是非でいまだに揺れ動いている原発問題の基本的な部分を理解するうえで、格好の書と言える。
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どうしても、どうしてもやめられない訳があるんだろう。
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