- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000233446
感想・レビュー・書評
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原題:Destroying the world to save it: Aum Shinrikyo, Apocalyptic Violence, and the New Global Terrorism
著者:Robert Jay Lifton(1926-)
訳者:渡辺学
読み返してた『日本人の死生観』(岩波新書 1977)からこの本に行きつく。
【版元】
ジャンル:書籍 > 単行本 > 宗教
刊行日:2000/06/27
ISBN 9784000233446
Cコード:0014
体裁:四六・上製・カバー・404頁
定価:本体3,200円+税
在庫:品切れ
地下鉄サリン事件などで世紀末日本を震撼させたオウム真理教-その特異な活動を支えた世界観とは,また集団としての特徴とは何か.アウシュヴィッツ,原爆投下など現代の苛烈な体験をめぐるユニークな考察で知られる精神医学者が元信者らへのインタビューを含む調査にもとづいて究明,人民寺院など米国のカルトと比較する.
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直訳調で読みづらさを感じるが、「なぜ彼らはあのような組織を作り、あのような行動をとったのか?」を理解する上で重要な書物。何時の世も、もうすぐ世界が終わるという終末信仰を持った人間が改革を、良かれ悪かれはじめてしまうということが伺える。だからこそ、力のある宗教というのは、キリスト教にせよ仏教にせよ、その構成要素に終末信仰を採用しているのだろう。