集団自決: 棄てられた満州開拓民

著者 : 坂本龍彦

• 岩波書店 (2000年3月17日発売)

感想・レビュー・書評

[kirisutoinochiさんの感想 · 2015年12月24日]

まだ読んでいないが、「モーセ山の40日」下巻に記されていた自滅を奨励する予言者的な人の出現と、満州国崩壊時の集団自決の混乱が、ひょっとしたら繋がるかもしれないと、「モーセ山の40日」を読了して思った。

入手して約4年ぶりにフォトリーディング。
いろいろな話が集められているようで興味深い。まえがきに朝日新聞っぽい言葉があったので著者を調べると、元朝日記者であった。内容は推して知るべしだが、それでも興味深いので熟読する。

フォトリーデング後、読みにくかったのでいつの間にか積ん読し、一年ぶりに思い出して読了。

非常に読みにくかった。引用が多く、引用元の著者の俳句など、読者の感情をゆすぶろうと余計なものをたくさん扱っていたので、資料を集めようとしていた私には煩雑で、読んでいて腹が立った。やはり朝日の元記者だ。

付箋を貼ったり線を引いたりしたが、ここに記すのも嫌になるくらい腹が立った。資料的に役に立つので大甘で星二つ。