- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000234368
作品紹介・あらすじ
長期化する思春期、崩れる家族の食卓、空回りする学校指導、教育力を失った社会-おとなたちの迷走はどこまで続くのか?「うちはパパ父」「母さんみたいな女になりたくない」「オヤジなんて、あいつはただの居候」人生のモデルを失って自立を阻まれる子どもたち、そして自立を支えるべきおとなの使命について、「保健室のセンセー」が警鐘を発信する。
感想・レビュー・書評
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今の子供の現状が分かりやすく読める一冊です。
唖然とするような子供の悩みの事例が詰まっていて、
養護教諭の柔らかい対応に更に驚かされます。
臨機応変って大事ですよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分はもう「今の子ども」じゃないんだなって思った。
んで幼さなんかは同じなのに、過酷だよな、「今の子」の置かれた状況は。
誰も助けてくれなくて。
こういう避難場所みたいな保健室が、もっとあってくれればいいのにとか思った。均質って怖い。 -
保護者がイメージする保健室とは...。
縁が無ければ、けがの手当てか委員会活動くらいで、
あまり深くは知らなかった世界。
しかし、我が子が保健室登校などで、お世話になった時期には、
学校への唯一の窓口であり、担任との橋渡しの場所でもありました。
子どもだけではなく、保護者の私にも、励ましの言葉や共感、
情報の提供など、とても気にかけていただきました。
読んで知ると、多様な問題や背景をもつ生徒たちへの対応の合間に
大変細やかに向き合って頂いていたこと、改めて理解できました。
擁護教諭の皆さん、本当にありがとうございます。 -
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