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- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000236331
感想・レビュー・書評
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本書は八代将軍徳川吉宗の側近として知られる室鳩巣の「鳩巣小説」に述べられた<武辺者対能吏><敵討><殉死><諌言>等の逸話を素材にして、德川前期の武士の在り様を説き明かしている。
戦国の世を太平の世へと転換させるためには徳川幕府はまがりなりにも法治主義を採らざるをえず、その時点で武を持てはやす「武士道」はすでに平和の時代とは相容れない時代遅れの旧風となってしまったようだ。となると、武士が太平を謳歌した江戸時代には「武士道」はもはや意味を失っていたことになるが、これはなかなか刺戟的な議論ではなかろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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