ためらいの看護: 臨床日誌から

著者 :
  • 岩波書店
3.91
  • (4)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 44
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000237697

作品紹介・あらすじ

どう手を差し伸べれば、関わればよいのだろう。看護には揺るぎない根拠も、決まった方法もない。医療者・治療者である以前に、関係の当事者として、人に寄り添い、かすかな声や身じろぎの意味を聴き落とさぬよう、目的も方法も捨てて、「ためらい」つつ、傍らにいつづけること…。関わり合う現場で、ほかの誰でもない「その人」の生から学んだこと、そこにこそ、愛や人の尊厳について考えるヒントがあり、実践にホントウに役立つ指針、「そんなときの助け」がある。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 精神科病棟で見習い看護師になったのをきっかけに、本格的に看護や臨床哲学を学んだ異色の経歴の方。
    臨床日誌とあるように、実際に様々な患者さん達との出会ういのなかで感じられたこともかなりあるので、とても読みやすく、「正解」の無い看護・介護の世界、本物の看護とは何かを深く考えさせられます。

  • 閉鎖病棟の中のリアルな日常

    人間はいつどうなるかなんてわからないんだよな

  • 2008/2 読。

  • 08年5月 図書館
    臨床哲学

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1957年、大阪生まれ。専門は、看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。現在はNPOココペリ121理事。高校卒業後、精神科・透析治療・老人介護の現場で看護師や介護士として働く。一方で関西大学の2部で哲学を学び、後に大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェやダンスワークショップなどの活動にも取り組む。著書に『ためらいの看護』(岩波書店)、『となりの認知症』(ぷねうま舎)、『「一人」のうらに』(サウダージ・ブックス)など。共著に『ケアってなんだろう』(小澤勲編、医学書院)など。

「2022年 『ためらいの看護』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西川勝の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
末井 昭
大野 更紗
三浦 しをん
ミルトン・メイヤ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×