- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000247573
作品紹介・あらすじ
魚の数の急激な減少や生息地での異常な事態-。いま、世界規模での乱獲により、海は疲弊してきている。そのうえ、美味しい魚を食べ続けたいという人間の欲は、深海の世界へも踏み込んでいる。一度獲られたものでも、三分の一ほどの不要とされた魚は、日々廃棄されている。そして、魚が消えた海では、別な生き物が暮らしはじめている…。もう戻れない、滅亡への一線を人類は超えてしまうのか。再生への道は?世界中の海での長年の取材と膨大なデータによる渾身の書。
感想・レビュー・書評
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内容もさることながら、翻訳が読みにくいのが難。でも、大事なことです。マグロの漁獲制限がちょっと話題なってますが、やっぱり人間の欲だけ追求したら、自然は悲鳴をあげますよね。特に日本人は知っておくべきかも。
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分類=自然・海・魚介類・水産業・食生活・人間。06年4月。
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マグロ漁獲制限つながりで通読.しかし,この邦題はいかにもあざとく羊頭狗肉.著者が書いてることがどの程度の妥当性を持つのか,ウラを取っていないワタシには解らないし,これからも細くも長い関心を持ち続けなければならないことだと思うが,少なくとも英国人は魚食に関して非常に偏食な事はわかった.例えば,日本人なら身近なブリ,サンマの類は一切言及が無いし,イカ,タコも同様.こんなやつらが高度に技術化された絨毯爆撃的な漁をしたら,水揚げは多いかも知れないが食えない魚も多く穫れて捨てる量もさぞ増えよう.