倭国史の展開と東アジア

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000257770

作品紹介・あらすじ

倭国史、すなわち「日本」成立以前の国家形成過程においては、国内支配体制は国際的契機と不可分なかたちで進展していった。三〜七世紀の列島の歴史像を、隣接諸地域との関わりを重視しながら、一国史の枠を超える視点に立って描き出すとともに、首長制社会論に基づく国家形成理論によって日本古代史を捉え直す。

感想・レビュー・書評

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  • 一冊10500円もするので、当然買うことは出来ない。今年の2月刊行、最新の情報が得られると期待していたのであるが、主には2000年代の論文が中心だった。

    基本は文献史家。資料批判が何処迄なされているか、さっぱりわからないので、あまり参考にならなかったが、一応、彼は日本の書物だけではなく、韓国刊行の書物も一通り目を通しているらしく、アジアの視点からみようみようとしており、刺激を受けた。帯方郡、楽浪郡の成立から滅亡に至る数百年は、そのまま私の目指す弥生動乱、倭国統一の時代でもある。これからもうしばらく考えていきたい。

  • 図書館本 210.3-Su96 (10013019806)

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著者プロフィール

鈴木 靖民
國學院大學名誉教授、淑徳大学人文学部客員教授。日本古代史、東アジア古代史。
〔主な著作〕『古代日本の異文化交流』(編著、勉誠出版、2008年)・『古代東アジアの仏教と王権』(編著、勉誠出版、2010年)・『円仁と石刻の史料学』(編著、高志書院、2011年)・『日本の古代国家形成と東アジア』(吉川弘文館、2011年)・『倭国史の展開と東アジア』(岩波書店、2012年)・『日本古代の周縁史』(岩波書店、2014年)・『日本古代交流史入門』(共編著、勉誠出版、2015年)・『古代日本の東アジア交流史』(勉誠出版、2016年)・『古代の日本と東アジア 人とモノの交流史』(勉誠出版、2020年)・『渤海の古城と国際交流』(共編著、勉誠出版、2021年)他多数。

「2021年 『古代日本対外交流史事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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