書聖 王羲之――その謎を解く

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258760

作品紹介・あらすじ

東晋の名門貴族に生まれ、「蘭亭序」など優美な書で知られる王羲之。だが素顔は、「骨〓(こう)高爽(高邁な精神で、誰にでもずばりとものを言うこと)」と称される硬骨漢であった。動乱の時代にあって、有能な資質を持ちながら潔癖を貫き、苦悩多き生涯を送ったといわれる。真筆が一つとして現存しないなど、王羲之をめぐる謎や逸話は数多い。著者は、中国・日本の多数の文献を読み解くと同時に、書作品をつぶさに検証。歴史と書法の両面から、書聖・王羲之の知られざる実像を鮮やかに解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 蘭亭序が何なのか、知る。

  • 『書聖 王羲之――その謎を解く』出版記念講演会
    日時:2013年3月24日(日)午後1時~5時頃
    会場:兵庫県学校厚生会館(JR・阪神 元町東口下車山側徒歩3分)
    参加費:一般参加者 500円(資料代)、倚雲社員 無料
    演題:『源氏物語の美意識』 中川正美
    『王羲之の人間形成について』 魚住和晃
    お問合せ:倚雲社 〒657-0022 神戸市灘区森後町1-3-19-3C
    TEL/FAX:078-891-4665
    ※会場準備の都合上、3/16(土)迄にお申し込みください

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    「東晋の名門貴族であり、優美な「蘭亭序」など名筆で知られる王羲之。だが素顔は硬骨漢で、動乱の時代にあって苦悩多き生涯を送ったという。真筆が一つとして現存しないなど、謎や逸話も数多い。著者は日中の文献を読み解くと同時に作品をつぶさに検証。王羲之の知られざる実像と書法の魅力、後世への影響を鮮やかに解き明かす。」

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著者プロフィール

魚住和晃(うおずみ・かずあき):1946年生まれ。神戸大学名誉教授。孫文記念館長。きび美ミュージアム副館長。日中の書道史を研究。筆跡鑑定でも知られる。東京教育大学芸術学科卒業。同大学院教育学研究科修士課程修了。文学博士。著書『「書」と漢字』(講談社学術文庫)、『現代筆跡学序論』(文春新書)、『書を楽しもう』(岩波ジュニア新書)、『書の十二則』(NHK出版・生活人新書)、『張廉卿の書法と碑学』(研文出版)、『書聖 王羲之』(岩波現代文庫)、『書道史 謎解き三十話』(岩波書店)、『マンガ書の歴史【殷~唐】』『マンガ書の歴史【宋~民国】』『マンガ「日本」書の歴史』(以上編著、講談社)など多数。

「2024年 『日本書道史新論 書の多様性と深みを探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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