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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000265584
作品紹介・あらすじ
封印は解かれた。見えない抑圧の構造を読み、支配的な諸関係を批判し続ける新たな認識の戦場へ。「いま」をつくった言葉、20世紀の自画像。
感想・レビュー・書評
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差別と差異のヒストリオグラフィ
反差別主義を名乗る人間として、人種を実体として、それ自体存在するものとして捉えてはならない
多文化主義はかえってステレオタイプ化や固定化を推し進めかねない一面を持ち合わせているのだと
差別は決して一元的な想定では到底捉えられないのだと改めて思った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルが〈 〉で囲まれているせいか、検索性が悪く、良書なのにあまり読まれていない本。
マイノリティが主題だが、ジェンダー/セクシュアリティをあつかった章が多い。「差別と差異のヒストリオグラフィ」「少数者のことば:言語、物語、複数文化の力学」など、一見ジェンダーに無関係に思える章題でも、非常にためになる。
どこの大学院でもいい。ジェンダー/セクシュアリティを勉強しようとする人ならば、学部生のうちに必読しておきたい書。巻末の読書案内・人物略伝にも力が入っている。
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