デカルト方法序説を読む (岩波セミナーブックス 86)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000266062

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ近代に思想的な地平を切り開いたデカルト。『方法序説』-このあまりにも有名な著作がどのように書かれ、その背後にどんな世界があり、そして今日までどのように読まれてきたのか。また現代思想とどのようにかかわるのか。『方法序説』のテキストに即しながら、デカルトその人の思索とその哲学の論理を分別しながら、その思想の全体系のあり様を平明に読み解いてゆく。現代のデカルト入門の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • デカルトの生い立ちや、方法序説のかかれた時代背景等を押さえた上で、方法序説について解説した本。

    時代背景等によって、その主張が理解しやすくなった反面、原文を取り上げる量が少ないことや、読む上でその他の哲学の知識も地味に必要なことが難だった。

    デカルトについては、他にももうちょっと解説書を読んだ上で、原典を読みたいと思う。

  • 071216

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著者プロフィール

一九四八年、東京都生まれ。パリ第一大学博士課程修了(哲学博士)。専攻は近世哲学。筑波大学名誉教授。著書に『デカルト研究――理性の境界と周縁』(岩波書店)、『デカルト『方法序説』を読む』(岩波現代文庫)、『主体と空間の表象――砂漠・エクリチュール・魂』(法政大学出版局)、訳書にデカルト『方法序説』『情念論』(ともに岩波文庫)、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ヒステリーの発明――シャルコーとサルペトリエール写真図像集』(上下、共訳、みすず書房)、ライプニッツ『モナドロジー 他二篇』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2022年 『メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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