なんで英語,勉強すんの? (岩波ジュニアスタートブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000272414

作品紹介・あらすじ

「これからの時代に英語は絶対に必要だ」「英語を知っていると楽しい」なんて言われても、英語は難しいよ。単語を暗記できないし、文法はよくわからないし、自分には英語は向いていない。自動翻訳機を使えばなんどかなるよ、海外に行きたい人だけが英語を勉強すればいいじゃない。英語なんてムリ! なんで英語、勉強すんの?

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りてきた子供向けの本。
    中学時代から今まで休み休みながらも英語には継続的に接してきたが、いまだに話すのもペーパーバックを読むのも得意にはならないのは何故なのか?という問題意識で選んだ。
    わかったことは、恥をかきながら上達するということ。最初から上手くいく訳ではなく、失敗にめげない精神ということくらい。

  • 〇なんで、勉強するの?って、子どもからの質問・疑問でもトップにくる
    わかっていてたずねる子も多いけど
    真正面からの回答ブック
    〇カムカム・エヴリバディに合わせたみたいな
    〇K-POP を事例にだしていることが、中高生のモチベーションアップになりそう
    〇や、アナログ本はなんのかんのいって残ると思うのよ。

    ・結論。日本語が出来れば日本で生活している限り日常生活に不自由はない
    でも、英語が出来ると楽しい
    英語で発信すると、世界とつながれる

    ・BTSリーダーRM …国連総会でのスピーチ
      自分を愛して。あなたの物語を話して。

    1:コミュニケーションって何?
     伝えること。言葉と文化的背景
     コミュニケーション能力
      1言葉についての知識
      2言葉の組立て方
      3社会でどう言葉が使われているか
      4方略を知っていること

    2:英語は難しすぎるよ!どうしたら好きになれる?
     日本語と英語は赤の他人
     失敗OK
     英語は声に出すと覚えやすい
     前置詞の役割と重要性
     面白おかしく学ぶ
     スポーツのアスリートには英語が必要
     映画もテレビも吹き替えではなく、字幕を

    3:英語は暗記科目?
     単語の丸暗記ではなく、文章に親しむ
     音読がオススメ、内容と結びつける

    4:4技能をどう勉強したらいいの?
     聞く・読む・書く・話す
     →2018より、7つの技能(欧州評議会)
      受容reception  聞くこと・読むこと
      発信production  話すこと・書くこと
      相互行為interaction  話すことのやりとり:書くことのやりとり
      仲介mediation

     SNS は書くことのやりとり
     仲介はコミュニケーションだけでなく、母語と他国語の間を行ったり来たりすることも含む
     
     日本語の母音は5つだが、英語は20種類ほどある
     会話は1度で聞き取る必要はない。聞き返せることが大事。
     英語の歌は発音の強弱のリズムを掴める

     英語の倫理構成
     1自分の言いたいことを最初に言う
     2なぜ、そう思うのか、理由や根拠などを説明する
     3最後に、自分の言いたいことをまとめて結論とする

     読むことは土台:精読と多読

    5:デジタル時代のことば
     自動翻訳機があれば英語学習はいらないか?

    6:自分の性格
     英語学習の動機付け
     英語学習に向いた性格ってある?
     自分を好きになる

    メッセージ
     外国語は異文化への窓

  • <本から>
    一番目が「言語についての知識」で、文法や発音や語彙などが含まれます。
    二番目は、英語を話ししたり書いたりする際の「組み立て方」です。
    (略)
    三番目は、「社会の中でことばがどう使われているか」を知っていること
    四番目に、「方略を知っていること」

  • ときどき見ているEテレのつぶやき英語。ここで解説をされている鳥飼先生の本を見つけたので読んでみた。
    中学生向けに書かれている本なので非常に分かりやすく、ある程度社会経験を積んだ身としてはそうそう!と頷くことが多かった。理路整然とした文章でとても読みやすかったから他の本も読んでみたい。

  • コミュニケーション能力の要素
    1言語についての知識
    2組み立て方
    3社会で言葉がどのように使われているか
    4方略を知っている

    4の切り返し方が習得できれば、その分野では問題ないのだと思った。

  • 英語というと「聞く」「読む」「話す」「書く」に分かれますが最近はこの4技能ではなく7技能に分けるとのこと。

    受容(聞くこと・読むこと)
    発信(話すこと・書くこと)
    相互行為(話すことのやりとり・書くことのやりとり)
    仲介

    なるほどですね。

  • 妻の敬愛する筆者の中学生向けのジュニア新書。タイトルになっているこの問いに、すっきり答えられたら、英語教師として一人前なのかもしれません。私はまだまだ半人前なので、答えられません。中学生にもわかりやすく平易な表現で書いてあるので、すぐに読み終わります。でも英語の嫌いな生徒たちの顔を思い浮かべると…。これで好きになってくれるといいのですが。

  • 「自分で考える力」を養う練習ができる
    「正解のない問い」の答えを考えるきっかけになる
    ものの見方や考え方を変えることができる
    その道のプロが身近な言葉で教えてくれます!
    (T.J.先生)

  • 大人の私でもなるほどと思うことがあり学びになりました。
    森川葵ちゃんが紹介していて手に取りました。
    学生時代英語の成績はいい方だったけど、大人になってからは全く勉強せず、英語喋れるようになりたいなぁと漠然と思うだけで何もせず過ぎていく日々。
    重い腰を上げて一から勉強し直してみようと思います。
    夢は海外旅行に行くこと
    現地の言葉を耳で聞いて話せるよう対話できるようになりたい
    その方がより旅行を楽しめそうだから。
    音読すること、英語の映画を英語字幕で見ること、英語の本を読むこと、英語の音楽を聴くこと
    テキストでの英語学習以外にもこれらを取り入れて、英会話にも挑戦してみたいです。
    今年こそチャレンジ!

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著者プロフィール

立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(研究科委員長2002-2005、2008-2010)を経て立教大学特任教授、立教・異文化コミュニケーション学会(RICS)会長(2009-2011)。著書『通訳者と戦後日米外交』(みすず書房2007)(単著)Voices of the Invisible Presence: Diplomatic Interpreters in Post-World War II Japan(John Benjamins, 2009)(単著)『通訳者たちの見た戦後史――月面着陸から大学入試まで』(新潮社2021)(単著)。

「2021年 『異文化コミュニケーション学への招待【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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