- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000281683
作品紹介・あらすじ
相次ぐ政党の離合集散、熾烈な権力闘争の果てに25年間に延べ18人もの首相が目まぐるしく交代した平成期の日本政治。どこでどう間違えたのか。政治記者歴32年の著者が、政治家たちの肉声を記録した膨大なメモなどの取材記録を駆使して、徹底検証するシリーズ。志半ばで首相小渕恵三が急逝し、続く森喜朗内閣は不人気で退陣に追い込まれた。自民党が危機に直面するなかで、政権の座に就いたのは小泉純一郎だった。5年5カ月に及んだ小泉内閣の斬新な政治スタイルは、これまでの自民党のみならず、日本社会の姿をも変えた。橋本派を標的とした政敵潰し、貧困や格差を生んだ構造改革、過激なワンフレーズによる世論誘導など、政権の軌跡と功罪を振り返る。
感想・レビュー・書評
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感想という感想もないので、とりあえず、歴代の内閣について、開始終了月、期間、本書での記載ボリューム、在任月当たり記載ボリューム、を並べてみた。
小渕恵三内閣 1998/07~2000/04 1年 9か月 103頁 4.9頁/月
森喜朗内閣 2000/04~2001/04 1年 0か月 65頁 5.4頁/月
小泉純一郎内閣 2001/04~2002/09 1年 5か月 101頁 5.9頁/月
小泉純一郎内閣 2002/09~2004/09 2年 0か月 95頁 4.0頁/月
小泉純一郎内閣 2004/09~2006/09 2年 0か月 78頁 3.3頁/月
こうしてみると小泉内閣の在任期間の長さは驚異的。
森内閣は本の中では超短命内閣と呼ばれていたけれど、宇野内閣なんて2か月だから、それに比べればましな方か。ゴルフの記憶しかないけれど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第2巻は,小渕から小泉政権まで。特に小泉政権については,長期政権だったので前期,中期,後期と3章に渡って描かれている。
国民の圧倒的支持の下,派閥,族議員政治をぶっ壊した小泉。良しも悪しも評価は分かれるのだろうが,読み手としては誕生から終焉まで興味深く読めた。
小泉のリーダーシップもさることながら,秘書官の飯島の調整力,下地作りがあったからこそだと改めて感じた。