- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000285308
作品紹介・あらすじ
東京電力福島第一原発の事故により放出された放射性物質の量は膨大である。もはやわれわれは、どんなに少なく見積もっても今後数十年以上、この新たに付加された放射能と無縁で生きることはできない。広島・長崎の原爆による降下放射線量の評価、そしてチェルノブイリの放射能汚染の実態をずっと見続けてきた著者が、「福島後」をどう生きるのか、事故分析を踏まえながら語る。
感想・レビュー・書評
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福島医大蔵書検索/震災関連コーナーにあります
http://www-lib.fmu.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&annex=all&isbn=9784000285308詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原発事故による放射能汚染を考える上で、ひとつの参考になる本。
健康被害を少なく見積もっている気がするが、数年後どうなっているかわからない。
筆者が述べていたように、どこまで許容できるか、そして、自己判断できるかが重要だとも思った。 -
第Ⅰ部 福島後を生きる。
まず、著者の実測と、データ単位の丁寧な説明があります。その中でやりきれなさがにじみ出るようです。
・ 健康診断のレントゲンに比べると、放射性物質セシウム134、137は、ガンマ線のエネルギーがかなり強い。
レントゲンは高くて100電子ボルトだが、セシウム134は795および605電子ボルト、セシウム137は662電子ボルト。
※1電子ボルト=1ボルトの電位差がある真空中を1個の電子が移動するときに、その電子が受け取るエネルギー
※1グレイ(Gy)=被曝により生物組織1キログラムが1ジュールのエネルギーを受け取ったときの被曝
※1シーベルト=アルファ線、ベータ線、ガンマ線による生物影響の大きさの差を考慮した重み付け
1グレイの被曝=20シーベルト(アルファ線)、1シーベルト(ベータ線、ガンマ線)
(途中、未読了)
第Ⅱ部 資料---低線量放射線被曝の考え方
第Ⅲ部 資料---広島・長崎原爆の放射線評価をめぐって