社会を消費する人びと――大衆消費社会の編成と変容 (シリーズ 戦後日本社会の歴史 第2巻)
- 岩波書店 (2013年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000285483
作品紹介・あらすじ
終戦直後の焼け跡・闇市から復興期を経て高度成長へ、大きく膨らんでゆく消費社会。より豊かに、より便利に。人びとの思いが消費を牽引し、社会を変容させ、社会の変化が人びとの価値観の変動を招く。その大きな変化のうねりのなかで、人びとの生活には何が起こり、どう受け止められていたのか。価値観の変動のなか、揺れる人びとの姿を描き出す。
感想・レビュー・書評
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安田常雄 編集
大串潤児、高岡裕之、西野 肇、原山浩介 編集協力
本体3,400円+税
刊行日:2013/01/29 9784000285483
A5 上製 カバー 236ページ 在庫あり
高度成長とともに大きく膨れあがった消費社会.より豊かに,より便利にという人びとの思いが消費を牽引し,社会を変容させてゆく.大きな変化のうねりのなかで,人びとの生活に何が起こり,それはどう受け止められていったのか.変わりゆくその価値観,教育観,娯楽観,家族観は? 時代と人びとの息遣いを追う.
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所収論稿は次の通り。
原山浩介「出発としての焼け跡・闇市」
倉敷伸子「消費社会のなかの家族再編」
藤村正之「若者の生き方の変容―対抗文化・アイデンティティ・空気」
木村元「戦後教育と地域社会―学校と地域の関係構造の転換に注目して」
安田常雄「テレビのなかのポリティクス―1960年代を中心に」
中西新太郎「消費社会と文化変容―教養からサブカルチャーへ?」
島薗進「新宗教の救済思想とその変容―現代不安論」