音のイリュージョン――知覚を生み出す脳の戦略 (岩波科学ライブラリー 168)

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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295680

感想・レビュー・書評

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  • 音源の位置を認識する時に、最初に鳴った音の方角の近くの解像度が上がるという現象が面白かった。
    欠落部分を補う時に、未来の情報が使われているというのも面白い。耳に音が入った時刻と認識する時刻との間に、かなりの遅延があるということ。その値が全ての人に共通とは思えないが、それでもアンサンブルが成立するところがすごい。考えれば、不思議ではないけれど。

  • 興味深いお話でした.

著者プロフィール

1964年、岡山県生まれ。1989年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(心理学)。 日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所柏野多様脳特別研究室長・NTTフェロー、東京大学大学院教育学研究科客員教授。2016年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。著書に『音のイリュージョン~知覚を生み出す脳の戦略~』(岩波書店)、『空耳の科学―だまされる耳、聞き分ける脳』(ヤマハ)他。

「2021年 『新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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