予測の科学はどう変わる?: 人工知能と地震・噴火・気象現象 (岩波科学ライブラリー 282)
- 岩波書店 (2019年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000296823
作品紹介・あらすじ
科学理論に基づく演繹的な手法が主役だった自然災害の予測に、深層学習やビッグデータを活用する人工知能の応用が模索されるようになった。人工知能による予測は、膨大なデータの学習から得られる経験的な推測であり、結果がすべて。失敗しても理由は不明で、対策はデータを増やすことだけ。どんな可能性と限界があるのか。
感想・レビュー・書評
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膨大なデータから推測する予測の科学はどう変わるのか?
気象現象の予測から噴火や地震予知に対して人工知能が果たす役割、能力、未来とは何かを探求する。
2023年5月-6月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00544316 -
科学の性質、歴史、枠組みが簡潔にまとめられている。予測の有効性など。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50139959 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001141449 -
ふむ
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現状の自然気象予測のレベルを記述して、人工知能を加えるならこの辺りかなーというのを言う本。予測の科学はこんな感じになるのかなという具合。一応、具体事例も載ってる。自然気象予測での人工知能活用はまだ初歩段階なので。大雑把に人工知能はこういう領域で使えるのかなということが記述してある風。初心者向けの手堅い良書といえる。
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人工知能を使って地震、噴火、気象を予測できるか、その基礎知識と現状を示す。演繹的なモデルからの現象のシミュレーションには、モデル構築に限界がある。人工知能を使った予測は、必ずしも万能ではないが、多量の教師データが集められれば、それなりの予測もできるようだ。しかし何故その結果がでたかはブラックボックスであり、今後の研究に期待したい。
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請求記号 417.1/I 18
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