予測の科学はどう変わる?: 人工知能と地震・噴火・気象現象 (岩波科学ライブラリー 282)

著者 :
  • 岩波書店
3.50
  • (1)
  • (3)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000296823

作品紹介・あらすじ

科学理論に基づく演繹的な手法が主役だった自然災害の予測に、深層学習やビッグデータを活用する人工知能の応用が模索されるようになった。人工知能による予測は、膨大なデータの学習から得られる経験的な推測であり、結果がすべて。失敗しても理由は不明で、対策はデータを増やすことだけ。どんな可能性と限界があるのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【今週のおすすめ本】関東大震災から100年

  • 膨大なデータから推測する予測の科学はどう変わるのか?
    気象現象の予測から噴火や地震予知に対して人工知能が果たす役割、能力、未来とは何かを探求する。

    2023年5月-6月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00544316

  • 科学の性質、歴史、枠組みが簡潔にまとめられている。予測の有効性など。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50139959

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001141449

  • ふむ

  • 現状の自然気象予測のレベルを記述して、人工知能を加えるならこの辺りかなーというのを言う本。予測の科学はこんな感じになるのかなという具合。一応、具体事例も載ってる。自然気象予測での人工知能活用はまだ初歩段階なので。大雑把に人工知能はこういう領域で使えるのかなということが記述してある風。初心者向けの手堅い良書といえる。

  • 人工知能を使って地震、噴火、気象を予測できるか、その基礎知識と現状を示す。演繹的なモデルからの現象のシミュレーションには、モデル構築に限界がある。人工知能を使った予測は、必ずしも万能ではないが、多量の教師データが集められれば、それなりの予測もできるようだ。しかし何故その結果がでたかはブラックボックスであり、今後の研究に期待したい。

  • 請求記号 417.1/I 18

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

略歴:1941年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒、同大学院理学系研究科地球物理学博士課程修了。理学博士。専門は固体地球物理学、特に地震や噴火の発生機構。
マサチューセッツ工科大学、東京大学物性研究所(助手)、同海洋研究所(助教授)、同地震研究所(教授)、兵庫県立大学理学部(教授)などで研究と教育に携わる。その間に日本火山学会会長、火山噴火予知連絡会会長などを務める。交通文化賞受賞。東京大学名誉教授、兵庫県立大学名誉教授。現在はアドバンスソフト株式会社研究顧問。

主な著書:『火山の事典』(編共著;朝倉書店, 2008)、『火山爆発に迫る』(編共著;東京大学出版会, 2009)、『地震予知と噴火予知』(ちくま学芸文庫, 2012)、『自然災害のシミュレーション入門』(朝倉書店, 2014)、『地球の教科書』(岩波書店, 2014)、『人類の未来と地球科学』(岩波現代全書, 2016)、『シミュレーションで探る災害と人間』(近代科学社, 2018)、『予測の科学はどう変わる?人工知能と地震・噴火・気象現象』(岩波科学ライブラリー, 2019)。

「2022年 『新型コロナウィルス大流行で知りたいこと・考えたいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井田喜明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×