- Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000297004
作品紹介・あらすじ
社会生活にウソはつきもの。あなたも私もウソをつく。人はなぜウソをつく? ウソを見抜く方法はある? ウソをつきやすい人はいる? ウソをつきやすい状況は? ウソをつくとき脳で何が起きている? 人は元来ウソつきなのか正直なのか? 心理学と神経科学の最新知見から見えてきた、ウソに関する本当の話。
感想・レビュー・書評
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2階心理学 : 141.6/ABE : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410168627
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オビにあるように「嘘、偽り、欺き、騙し」と書かれると、嘘は悪いもののように思うのだけど。
事実の切り取り方次第で「フェイク」になるように、敢えてそのように解釈して、生きやすくしているのが、人間の処世術なのかなと思う。
動物も嘘をつくこと(認識すること)が書かれていたり、嘘の見抜き方、脳との関係、性善説と性悪説への筆者の見解なども述べられている。
結局、全容は解明されなくてモヤモヤは残るのだけど、以前から知っていた実験が実は再現出来なかったことなんかを知り、そもそも「嘘」を設定すること自体が難しいのかな、とも思う。
サイコパスと嘘については、道徳的なためらいが見られないことが、脳の部位の反応から分かるとあったけれど、脳科学が発展すれば、こうしたこともさらに詳細に分かっていくのだろうか。
それはそれで、少し怖かったりする。
人間は、恐らく動物とは違って、「嘘」を「嘘」として認識しても、楽しめる生き物だと思う。
その意味では、虚構との結びつきなども、気になるところである。 -
ウソを科学する話。
硬めの話から身近な例まで。正直ちょっとというか大分読み飛ばしたところがあった。 -
人がウソをつくときの状態(環境的な要因、心理的な状態、生理的な状態など)を明らかにしたいと考えている研究者による、ウソに関する考察、研究をまとめた本。
ウソに関する研究手法としては、以前は、人間の行動を観察する実験デザインしかありませんでしたが、技術の発達により、脳の動きを直に測ることが可能になり、どんどん進歩していっています。
しかしながら、ウソに関するこれまでの研究は、被験者に「ウソをついてください」とお願いするような不自然な設定が多く、被験者が「ウソをつくかつかないか判断する」という、ウソを研究する上で最も重要かもしれない部分については、あまり丁寧に扱われてこなかったようです。
それが、近年になり、被験者が「ウソをつくかつかないか判断する」ところまで含めた実験デザインが考えられるようになり、ウソに関する知見が、随分と
深まったようです。
とはいえ、ウソに関しては、まだまだわからないことが多いのも事実。
また、著者は、「ウソがこの世からなくなることが良いことだとは思っていない」とも言っていまして、そこに、ウソの深さや効力を感じました。
ウソに関する研究については、もっと進むと面白いな、と思うと同時に、すべてが明らかになるのは興ざめだな、というのが、この本を読んでのウソ偽りのない心境です。 -
ふむ
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140-A
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【書籍】
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