日本資本主義の大転換

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610872

作品紹介・あらすじ

一九七〇年代から八〇年代にかけて驚異的な成功を収め、世界の注目を集めた日本経済の凋落はなぜ生じたのか。「環境変化に対応した改革が遅れた」とする広く流布された観方を排して、日本経済を新たな視角から多面的に分析する。欧州発の本格的な日本経済論。

感想・レビュー・書評

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  • 本書では、小泉元首相は、最も弱いものを保護するという国家の責任の否定、と明確に小泉元首相をあとづける。



    日本経済への制度論的、レギュラシオン的分析。

    現在の日本経済を理解する上では必読書ではないのか。

  • 日本語になっていませんでした。海外視点から見た日本経済ですが、だから?

  • VOC及び制度派経済学の影響を受け、日本資本主義がアングロサクソン・大陸ヨーロッパモデルのいづれにも収斂せずに特異な変容を遂げていると主張している。

  • フランス人の経済学者による日本経済論。米国輸入の見方が蔓延する中では貴重な一冊だ。
    日本は欧米経済にキャッチアップしようとし、ある程度の成功を納めた後、80年代から新自由主義に舵を切る。著者は中曽根政権にその嚆矢を見る。
    その後はセーフティーネットが無きまま、自由化だけが進んでいった。日本にとってアメリカ経済は異質だったのではないか。アメリカを手本にするのではなく重層な国家福祉を持つ欧州から学ぶことがもっとある筈だ。

  • 日本にとってのグローバリゼーションとは単なる順応の問題ではなく以下にグローバルなルール形成に積極的に参加するかという問題
    問題
    1成長モデル 輸出か内需 投資と消費
    2脱産業化
    3グローバリゼーション
    4福祉レジーム
    新しい社会的和解 調整が必要

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