学問への散策;散策もう一度 (内田義彦著作集 第6巻)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000913867

感想・レビュー・書評

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  • 2021/7/24

    過去と未来につながった「いま」、これから動き出しそうという予感をさせるもの。著者はそれを剥製に見出したが、絵画にも同じことが言えそう。


    ーーーーーーーー

    メモ

    資本主義合理は奴隷にする。封建制が自由にする。

    古典の読み方
    批判的能力とは、他人の意見のうちに誤謬と下らぬことを発見することではなくて、正しいもの、面白いものを的確に見出す能力

    フォルシュングの極限が芸術
    (日本は)普通の人間が、一人一人、生きるという操作のなかに本来もっているはずの芸術魂を不当に取り扱っている。

    本来の芸術研究(学問であると同時にそれ自体芸術の一つの分野でもある芸術研究)の伝統は、日本ではほとんどない

    学問の歴史を後から巨視的に見ることをやめて、学問の進化が行われるその時点を微視的にとらえる
    → 弁証法的な学問の世界とは違った、一つ一つが意味を持つ芸術の世界に近づく

    教養は身につけるべきものではない。自然と身につくもの

    印象に残っている授業は教育からズレた(余談)にある

    いい書き言葉で書かれた文章は話し言葉性をもつ

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