官製ワーキングプアの女性たち――あなたを支える人たちのリアル (岩波ブックレット)
- 岩波書店 (2020年9月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002710310
作品紹介・あらすじ
児童虐待やDVや年金の相談・支援、図書館司書、保育士、学校給食調理員、女性関連施設の職員、非常勤教員等々、待遇は劣悪なまま、体よく「やりがい搾取」される女性非正規公務員たち。私たちの暮らしを直接支える人たちの生活がこのまま脅かされていていいのか? 現場からの切実な声を届け、いま何が必要なのかを考える。
感想・レビュー・書評
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私たちのリアル。
正に今ある現実が書かれている。
著者の一人と知り合うこともできた。
これからどう生きるか、諦めるわけにはいかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
官製ワーキングプアの現状と問題について、当事者を含めた多様な観点からまとめられていた。
非正規公務員の待遇の改善は、ひいては良質な公共サービスの維持・向上に繋がることだと理解できた。 -
やりきれない…。いい世界になりますように。
当たり前の。 -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11475368
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公務員への自分たちだけ安定しているといったバッシング一方で、職種によっては半分以上非正規職員であることを知る。会計年度任用職員か。すごい響きである。
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このブックレットって何だろう。新書にすればよいのに。最近、氷河期世代を公務員に採用するとかやっているけど、応募者数に対して採用数少なすぎて氷河期の就活デジャヴなだけだから、この本で問題になっている会計年度任用職員制度のほうを何とかしたほうが良い。なぜ民間では合理的な理由のない雇止めが違法なのに、非常勤公務員では公然と「更新は2回目まで、3回目以降は公募」などということがまかり通っているのだろう。定数内職員が自治体の予算で減って、定数外職員で補っているとのことだが、現場を知らない上からの制度ではなく、働く人の立場に立った制度に改めるべき。
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自分の職業とリンクさせて、コロナと今後の生き方についてすごく考えさせられました。今ある仕事に就いていることをありがたいと思いながらも、時に壁にぶつかります。生きていくために仕事は大事だと思いますがもう少し、女性の生き方に
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非正規公務員の現状と問題点について、わかりやすくまとめられており、とても参考になりました。