折たく柴の記 (岩波文庫 黄 212-1)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003021217

作品紹介・あらすじ

二度にわたる貧しい浪人生活の後、甲府藩に藩主綱豊の侍講として出仕した白石は、次第にその信任を得、「生類憐みの令」の将軍綱吉の養子となった綱豊が六代将軍家宣となるや、ともに幕政の改革に乗り出してゆく。六代家宣、七代家継の二代にわたって幕府の中枢で活躍した江戸中期の儒学者・政治家新井白石(1657‐1725)の自叙伝。

感想・レビュー・書評

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  • 6代将軍家宣と7代将軍家継に仕えた儒者の新井白石が8代将軍吉宗になって罷免されてから、書き始めた自身の歴史を綴った一冊。
    書き起こし文章で章立てもされていないので、非常に読みにくいが、彼が関わった江戸幕府の改革などや富士山の噴火などのイベントがかなり詳しく描かれている。
    元々自分の子供たちに自分の父親や自分がどういう生き方をしたのかを残したいために書かれたもので、公表するつもりがなかったので、自画自賛はあるかもしれないが、誰かの評価を考慮して書かれたものではない。
    歴史の本などでは間部詮房と共に将軍に仕えたと書かれているようだが、直接将軍に献言したというより、詮房に対して献言したり、諮問に答えたりしていたようだ。
    中国の歴史や儒教の文献に精通しており、判断の基準にこれらを引用しており、卓越した知識人だったことがわかる。

  • 江戸時代の白石の日常生活が垣間見られる書籍。

  • 著者:新井白石(1657-1725、政治家)
    校注:松村明(1916-2001、東京、日本語学)

  • ◆きっかけ
    ・『自伝を読む』で斎藤孝さんが「今回取り上げなかった本」として上げていた。
    ◆感想

    ◆引用

  • 162夜

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著者プロフィール

江戸儒学者

「2015年 『蝦夷志 南島志』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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