西洋紀聞 (岩波文庫 黄 212-3)

著者 : 新井白石 村岡典嗣

• 岩波書店 (1936年10月15日発売)

作品紹介・あらすじ

初版昭和11

感想・レビュー・書評

[runmin24さんの感想 · 2021年11月3日]

知性とはいつの時代もいいものだ。

[Στέφανοςさんの感想 · 2019年1月30日]

著者：新井白石(1657-1725、政治家)
校注：村岡典嗣(1884-1946、東京、日本史)

[veneziaさんの感想 · 2014年3月30日]

本書は新井白石が、宝永年間（１８世紀初頭）に日本にやってきたジュアン・シドッチ（本文ではヨワン・シロウテ）を尋問し、彼から得られた知識を綴ったものであるが、幕府の秘密資料として明治になるまで公刊されることはなかった。上巻では尋問の経緯等が記され、中巻では主として世界の様子が語られる。日本は当時、鎖国下にあったが、オランダからのいわゆる「風説書」によって、世界情勢を把握していたし、地球が球体であることなども認知していた。下巻では各国の軍事、また相当に踏み込んだキリスト教に関する考え方などにも触れている。
　なお、付録資料も当時のキリシタン資料として貴重なものを併録している。

[mmentamehistoryさんの感想 · 2011年6月22日]

(要チラ見！)/文庫

[天水晶さんの感想 · 2008年8月26日]

キリスト教は自らの正しさを前提として論を繰り出しますが、関係のない白石は、当たり前のように論破します。

著者プロフィール

江戸儒学者

「2015年 『蝦夷志 南島志』 で使われていた紹介文から引用しています。」