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- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003102015
作品紹介・あらすじ
明治32年に晩翠は処女詩集『天地有情』を発表した。すでに『若菜集』によって評判を得ていた藤村のみやびな、柔らか味のある詩風に対し、声調爽やかに男性的悲壮感を漂わせた晩翠の詩も大いに世にむかえられた。本書にはその『天地有情』のほか生涯の各詩集から「星落秋風五丈原」「荒城の月」等々代表的なものを集めた。
感想・レビュー・書評
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有名な『星落秋風五丈原』の詩を全文読みたいと思い買いました。
病に倒れつつも国を憂い、敵を欺き、友との来し方に想いを馳せる諸葛孔明の心情を見事にうたいあげた傑作です。
滝廉太郎の作曲で有名な『荒城の月』も含まれていて土井晩翠の名は知らなくても、あの寂寥感漂う詩を知っている方は多いのではないでしょうか。
難しい言葉も多く、その全ての作品の世界を理解できたとは思いませんので、これから年を重ねても読み続けていきたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いーよねー
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三国史を見たあとに読むと「星落秋風五丈原」に涙。漢文調の字面が美しく、音の響きもまた清冽です。
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