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- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003108642
作品紹介・あらすじ
文芸評論家、社会小説『くれの廿八日』の作家、『罪と罰』などロシア文学の翻訳家として活躍した内田魯庵が、紅葉、露伴、緑雨、二葉亭ら同時代の文人たちの素顔を活写した本書は、非常に面白い読み物であるとともに、明治文学史の一級資料である。
感想・レビュー・書評
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明治の文豪たちの生き様
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二葉亭四迷ファンは必携の一冊。他にも、逍遥、紅葉、露伴、鴎外、漱石、緑雨と同時代に交友した文豪達のエピソード収録。魯庵先生の視線を通して描かれている各自がどれもとても生き生きとしていて生身の人間を感じさせるところが良い。(基本的にどれも好意的に書かれている中、山田美妙だけ若干描写が厳しめ判定なところがとてもアレですね…)
大杉栄の話はまさに甘粕事件のあの時についての描写で何とも切ない。 -
この本のヤマでは決してないけども、大杉栄の最後は泣ける。震災のドサクサで殺された、というが、地震から2週間も経ってからなんだよね。しかも家から焼け出されたわけでもない。本当に静かに普通に生活していて、突如として捕まり殺されている。
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