バイロン詩集: 対訳 (岩波文庫 赤 216-4 イギリス詩人選 8)
- 岩波書店 (2009年2月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003221648
作品紹介・あらすじ
憂鬱と情熱-相矛盾する複雑な感情を抱えた近代的自我の詩人バイロン(1788‐1824)は、"嵐の季節"とも言うべき時代の寵児として、36年の短く波瀾に満ちた人生を駆け抜けた。本書ではバイロンの詩の本領を伝えるべく、短篇の抒情詩よりも長篇の物語詩と劇詩の比重を大きくし、それぞれのハイライト部分を幅広く収録した。
感想・レビュー・書評
-
『サルダナパロス王』を読んでみたくて手に取った本だけど、この本に掲載されているのはほんの一部なので、全編この訳で読んでみたいなぁと思った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。岩波のこちらは対訳詩集だけど、あえて抒情詩ではなく「チャイルドハロルドの巡礼」「海賊」「マンフレット」「コリントスの包囲」「マリノ・ファリエロ」「アビュードスの花嫁」「ション城の囚われ人」「ダンテの予言」「サルダナパロス王」「ドン・ジュアン」などの劇詩、物語詩からの抜粋を多くしたということで、つい筋書きを追ってしまうので対訳で読んだ意味があまりなかった(苦笑)
「アルバニアの民俗衣裳を着たバイロン」の肖像画が収録されてますが、相変わらずイケメン。昔映画でヒュー・グラントがバイロン役やったときに、こういう感じの衣装着てたのかっこよかったなー。バイロンは作品も好きだけど本人の生涯もドラマチックで惹かれる。 -
バイロンの劇詩は本当に情熱的で、読んでいて惚れ惚れしてしまいます。
生前はさぞかし女たらしだったんだろうなぁ。
彼の情熱的な詩を贈られて落ちない女は居ない、はず。