キーツ詩集(対訳): イギリス詩人選 10 (岩波文庫 赤 265-2 イギリス詩人選 10)
- 岩波書店 (2005年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003226520
作品紹介・あらすじ
"美しきものはとこしえに歓びである"という言葉で知られるイギリス・ロマン派の詩人キーツ(1795‐1821)。"美は実相、実相は美"とうたう「ギリシャの壷のオード」等の秀作オードや、大作『エンディミオン』『ハイピリオン』『ハイピリオンの没落』のエッセンスなど、夭逝した"美の詩人"の世界を、原詩とともに堪能する1冊。
感想・レビュー・書評
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Here lies one whose name was writ in water. 空虚なようで忘れがたい墓碑銘はさすがというべき詩人の面魂。
ギリシャ壺とナイチンゲール以外はつい見落としがちだが、夭逝した才人の遺した作品には、血の一滴一滴のように凝縮されたエッセンスが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
25才という若さで夭折したせいか、同時代のバイロンやシェリ-に比べて、どうも影が薄い感じのキーツ。たぶん文庫で読める詩集はこの岩波版だけかと思われます。英文の原詩つきなので、英語がわからなくても単語の雰囲気だけで、なんとなく翻訳と原文を比較してみると、やっぱり原文のほうが圧倒的に美しいんだろうなという印象。当然だけど、韻を踏んである部分とか、翻訳だとわからないですもんね。
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眼をつぶるとハムステッドのパノラマビューが眼に浮かぶ。行ったことないけど。今月のナイトキャップ本。
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未読