- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003230718
感想・レビュー・書評
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アメリカ人ソローが2年間森の中で暮らしたことの体験談。
第一章でこの人自身の思想について語ることが多く、読みにくかった。体験談を期待して手に取ったからかな…。その思想も自分を少し美化しすぎているように感じ、個人的にはいい印象を持てなかった。けれど、この人のやり遂げたことは尊敬できる!星2つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文教大学広告企画制作サークルの発行誌 『FOGPARTY』Vol.6 において、「本~めくり、ひろがる、せかい」の特集に応じ、学生の皆さんから選ばれ紙面にて取り上げられた図書です。
企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中は貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/11/26-12/25まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1255076 -
昔の本だけど、書かれていることは極端ではあるものの今にも通じる考え方だと思う。文章も古風と言うか、非常に偏屈に感じて読みにくいところもあるし興味のないトピックも多々あったけど、根底を流れている思想は、いかになにごとからも自由であるかという著者の生活へのスタンスだと思う。「森の生活」というタイトルとは裏腹に最初の章は「経済」であり、そこでは森についてではなく、いかに社会において人が不自由でいるかを指摘している。このあたりは100年以上前の描写でも別に違和感なく現代に適用できてしまう。人は社会のなかにあっては、仕事、プライド、物、流行、世間体、様々なものに知らずながら隷属して結局、自由に生きることが難しい。自分の人生を生きるということはどういうことか考えさせられる。
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「そうだウォールデンに行こう」流石に思い立ったらすぐ行動できることではありませんが、近場で妥協してでも自然に触れてみたくなりました。出不精な方にオススメの一冊(笑)
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なるべくシンプルに生きたい。
そう考えるきっかけになる本です。 -
19世紀のアメリカ東海岸に、LOHASを地でいく男がいた! この本の著者である作家であり博物学者でもあるヘンリー・デヴィッド・ソローその人です。アメリカ、マサチューセッツ州コンコード生まれの彼は28歳のとき、ウォールデン湖畔の森の中に自分で小屋を建て一人で暮らし始めます。これが単なる一人暮らしではなく、徹底した自給自足の生活。そして動物たちや植物たち、湖と森をとりまく自然を克明に観察し、記録しています。
古い作品ということもあり、またとても地味な内容でもあるので、読みやすいかというと、正直そうでもないかもしれません。しかし、エコや地球環境保全が叫ばれるいまだからこそ、こういう作品を少し時間が取れる旅先でじっくりと読んでおきたいものです。これを読んで触発され、実際に森の生活を始める人も少なくないとか。次はあなたの番かもしれませんね。ウォールデンの現在を見てみたくなったら、アメリカ東海岸観光の際にはぜひ足を延ばしてみてください。 -
自然を愛するサステナにとってバイブルでありアメリカ文学の古典。かねてから読みたいと思って読んだら新訳は非常に読みやすくて一気に読めた。
自然に囲まれた生活をしていると孤独にもうつからも変な欲からも解放される非常にシンプルなライフスタイルは、現代人にとって100%は無理でも取り入れたいと心から共感。
自給自足なところなどイギリスのシューマッハカレッジを思い出す。 -
自然とは、世界とは、人の暮らしとは。
湖畔の森の中に自らの手で小屋を建て、自給自足の生活を営むソロー。自然と語り合い、自然の中で遊び、洞察を試みる。自己と向き合い、自然と共生した日々の記録。 -
哲学の名著。哲学者は自然を愛する。
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ソーローは森に小屋を建て、そこにたった1人で2年と2カ月を過ごした。
その自給自足生活の中で起こったこと、考えたことなどを書き留めた記録。自然観察記録であり、文明批評であり、思想書であり、自由な
魂の詩でもある。