森の生活 上: ウォールデン (岩波文庫 赤 307-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003230718

感想・レビュー・書評

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  • 森で自給自足の生活をした体験記とは、なかなか素敵だなぁと思い読んでみる。古くていまいちピント来ない上に、体験文よりは思想やらたとえ話やらで読みづらく、途中で読むの断念。

    文中に時々出てくる写真もよく分からなかったのも印象的。

  • スティーブン・キャラハンの大西洋漂流76日間のような、非日常のサバイバルを期待したが、それとは違う。有り余る時間の中で、目一杯、人生を考えるのだが、その思索には濁りがある。ウォールデンは自ら選択して、森の生活を選んだのであり、いつでも止める事が可能。しかし、自ら選んだのだから、それを正当化させる思索にならざるを得ない。然るに、それが濁りとなる。

    人間は評判の奴隷。所有物に縛られ、身動きが取れなくなっている。それは、確かにそうかもしれない。しかし、そこから解放された人生に何があるというのか。批判的に生きる事は容易い。しかし、代替案が見出せないのだ。評判主義悪しきとしても、モラルの無い利己的な人生が素晴らしいとも言えまい。

    全体的に読み難い。もっとも、苛にならずに向き合って、世界観を味わう類の本なのだろうが。

  • 原書を数ページ読んでギブアップ。日本語に切り替えたけれど、たらたらと回りくどく、理屈っぽい文章に辟易しました。そもそも前半のネガティブ・パワーったらありゃしない。始めに必要以上の否定ありきで、世間一般の価値観をこき下ろしているのが嫌な感じ。差別の激しい時代に、忌憚のない意見を存分に述べておられます。本質的なことが重要というのは解るけれど、なにも他の人たちを否定することはないでしょう。とりあえず中盤から詩的世界が広がりつつあるので、後半に期待。やや気分が悪いので★2。他の訳も読んでみたい。

  • 持っているのは飯田訳。訳がこなれておらず読みづらい。

  • 前半面白いが、後半微妙…。

  • アメリカ人ソローが2年間森の中で暮らしたことの体験談。

    第一章でこの人自身の思想について語ることが多く、読みにくかった。体験談を期待して手に取ったからかな…。その思想も自分を少し美化しすぎているように感じ、個人的にはいい印象を持てなかった。けれど、この人のやり遂げたことは尊敬できる!星2つ。

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