アッタ・トロル: 夏の夜の夢 (岩波文庫 赤 418-4)

著者 : ハイネ 井上正蔵

• 岩波書店 (1955年1月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ヨナキウサギさんの感想 · 2009年7月6日]

ハイネの長篇風刺詩です。アッタ・トロルは熊（牡）の名前です。面白いです、好きです。所々にエッチングのような挿画が入るのも、いいです。長篇叙事詩って、私の最も好む文学形態でした。この叙事詩をして、ハイネをアリストパネスに比することもあるそうです。ああ、そうでした、ギリシア劇については悲劇がほとんどで、私はまだ喜劇をちゃんと読んだことがないのです。これは今後の課題にします。