新島襄の手紙 (岩波文庫 青 106-1)

著者 :
制作 : 同志社 
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003310618

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/706166

  • 新島襄は幕末期、アメリカに密航し、そこでリベラルな価値観を学びます。で、リベラル教育を日本でも行おうと超保守的な京都に今日の同志社大学を創設し、波乱万丈な生涯を終えます。

    彼の思想を一言でいえば、「自由に絶対的価値観を置く」「人間をヒトリヒトリの人格として捉える」といったところだと思います。要するにリベラル。

    新島襄は著書をあまり残していないので、日本人の間ではマイナーな人物ですが、間違いなく明治期の超一級人物です。本書は書簡集ですが、彼の人格を知る上では良いかと思います。

  • 先日生協の書籍部に行ったところ、岩波書店の本が15%引きだったので、同志社編『新島襄の手紙』(岩波文庫)を購入しました。定価は、760円と消費税です。
    以前は、いかにもクラシックな感じの『新島襄書簡集』(1954年)しかなかったところに、読みやすく、手軽な値段で購入できる文庫本が登場したのはありがたいことです。

    新島には、まとまった著作がないので、このように「書簡」を中心にして本を編むほかなかったのですが、それでも解説も親切で、ぺらぺらと斜め読みしても興味深い箇所があちこちに出てきます。

    このところに研究(同志社風にいえば「新島学」)の進展で、新島の「非神話化」が大分進み、より実像としての新島が浮かび上がっている気がします。注目すべきは、カナダ・マギール大学の太田雄三教授が執筆した『新島襄』(ミネルヴァ日本評伝選)でしょう。購入はしていませんけれど、なかなか面白いです。

    それにしても---と、彼に関する著作に接するたびに思うのですが---、新島があと10年長生きしていたら、同志社は、日本は、どんな風になっていたでしょうか?

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